こんにちは!
理学療法士の片岡です。
本日は、パーキンソン病の方に多い、立ち座り時の後方へのバランスの崩れを改善させるリハビリ内容をご紹介します。
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そもそも、なぜパーキンソン病の方は立ち座りの時に後方にバランスを崩しやすいのか、、、
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パーキンソン病の症状の特徴に
①姿勢反射障害
②姿勢異常
上記のふたつの症状が現れます。これらの症状が影響して、立ち座り時に後方にバランスを崩しやすくなります。
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①姿勢反射障害による影響
姿勢反射障害とは
健常者では、地面が不安定な場所や外乱等により体が傾いた時に、自分で重心を移動してバランスを取ります。これを姿勢反射といいます。それでも耐えきれない時は、足を踏み出して転倒を防ぐ立ち直り反射が出ます。
これらが障害されて転倒し易くなった状態を姿勢反射障害と呼びます。
パーキンソン病の方の多くは、姿勢反射障害により起立動作のような重心の高さが変わるような動作や立位姿勢のような支持面が少ない動作において、重心移動が上手くできず、姿勢保持ができなくなり、バランスを崩してしまいます。
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②姿勢異常による影響
パーキンソン病の方の多くは骨盤や背骨が後屈し、円背姿勢になる特徴があります。それにより、重心が後方に傾き、座位・立位姿勢にて後方にバランスを崩すことが多くなります。姿勢異常により徐々に前方に体重を乗せることが難しくなります。さらに、後方重心が長期化することで背中や腹筋、足の筋肉の働きが悪くなり、筋肉が硬くなったり、筋力が弱まることで、立ち座りが困難になっていきます。
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立ち座りを安定させるリハビリ内容
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①骨盤を前傾させる運動
骨盤が後傾すると腹筋に力が入らないため、前傾運動により腹筋の強化を行います。
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②前方に体重移動しながらの起立練習
前方に椅子を置き、前方に体重が乗るように促すことで、前方への体重移動に必要な関節の運動や筋肉が働くようになり、後方への不安定感が軽減します。
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このように、毎日の積み重ねにより、徐々に姿勢よく安定して起立着座ができるようになります。
転倒リスク軽減のために、スーパーコート宇治大久保ではパーキンソン病の方に対して毎日リハビリを行なっております。
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