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理学療法士と多職種連携 ~入居者様の笑顔を引き出す関わり~ 

こんにちは!

理学療法士の片岡です。

本日は、ご入居者様の笑顔を引き出すために取り組んだ多職種間での連携についてご紹介します。

リハビリについて、皆さんはどんなイメージをお持ちですか?
筋トレしてくれる人、歩行訓練してくれる人などなどが想像されやすいでしょうか。

どれも正解ですが、運動以外にも生活面へのアプローチや精神面・心のケアもリハビリの役割になります。

今回ご紹介させていただくご入居者様は、ご入居された後にOPEが必要となり、入院され無事に退院された方です。


もともとは、移動や食事などは自立されていたご入居者様。しかし、
退院後は環境の変化、OPE後の心肺機能の低下等が関係し、過度な不安感が強く出てるようになりました。

バイタルサインは正常なのに息切れが出現し、移動は歩くとフラフラで、食事も介助が必要な状態となりました。

ご入居者様に以前のように安心して過ごしていただくために、何に対して不安に感じているのかを聴取しました。

理由として、何をしたらいいか分からない、まだ入院していると思い自分の居場所が分からないことが不安の要因となっていました。

多職種で相談をして、まずは食事を楽しく食べていただくために、食事環境を整えることを提案しました。


①食事の環境を以前と同じ場所に変更することで、安心感を得てもう

②自助具の選定と食事形態の変更


を実施することになりました。
数日すると少し落ち着かれるようになり、笑顔が見られ、食事を自分で食べられるまで元気になられました。

IMG_1952.jpeg

(スーパーコートプレミアム宇治のご入居者様のお食事風景です)


リハビリに関しては、筋トレ、歩行等を積極的にしたい時期でしたが、最初はレクレーション要素を多く取り入れ、楽しみをながら関わらさせて頂きました。

今回のアプローチでは、
ご入居者様の不安感が強すぎて、ナースコールが頻回と、精神的に不安定だった為、まずは生活の一部に楽しみを提供していきました。

関わりを大切にしたことで、「リハビリの時間が楽しく、安心する」とご本人様からお話してくださる程、明るくなられました。


写真は、訪問看護で看護師・理学療法士と3人でボールを使用した上肢運動と認知課題をしている所です。

いい笑顔ですね!

IMG_2967.jpeg

ご家族様も、「もとの感じに戻ってきてとても嬉しいです」と喜んでくださっています。
今は歩行の自立を目標に、立位バランスや歩行練習を行っています。

このように、スーパーコート宇治大久保のリハビリは、身体機能面へのアプローチだけでなく、ご入居者様が安心して楽しく過ごせるよう精神面へのアプローチや心のケアも含め、リハビリをさせていただいています。

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