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  • リハビリ日誌29号 ~座る効果について~

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作業療法士の西尾です。

起きて座って頂く事は、寝たきり予防になるというのは、なんとなくご理解頂けると思います。

では、どのくらい時間座って頂くのが良いのか?どんな効果があるのか?

東京医科歯科大学大学院 医歯学総合研究科

摂食嚥下リハビリテーション学分野の戸原玄教授、中川量晴准教授、石井美紀医員の研究グループでの文献によりますと

  • 65歳以上の介護を受けておられる高齢者に対してリハビリテーションとして起きて頂く事が有効であり、少なくとも4時間、可能であれば6時間以上離床すると全身の筋肉量が保たれ、摂食嚥下機能が良い傾向にあることを示しました。
  • この研究成果は、国際科学誌Gerontologyに、2022年4月13日にオンライン版で発表されました。
  • 介護状態に関わらず、トータル4時間起きて頂くと手足の筋肉と食事の飲み込む力・食べる力が保たれていました。
  • トータル6時間座って頂くと全身の筋肉が保たれ、常食に近い食事を食べる事が出来る。と書かれていました。この結果を受けて、座って頂く事の重要性をご入居者にお伝えさせて頂いております。 健康維持の為に座る時間・効果を職員に情報共有し寝たきりとならない様に対応しております。
    私たちリハビリは文献を調べて根拠を持ってリハビリを提供させて頂いております。

ご入居者にとっていつまでも安全で健康に過ごして頂く為に、住之江ではトータル6時間離床を目指していきたいと思います。

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