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こんにちは。作業療法士の西尾です。
今回は訪問看護でリハビリの一環としてマクドナルドに行ってきました。
マクドナルドは食べるのは10ヶ月ぶりという事で
今の限定バーガーの油淋鶏のチキンタツタとサムライマックとホットコーヒー購入され満足されていました
作業療法とは ご入居者の生活を 未来を考える 職種です。
この方は入所時からマクドナルドが食べたいとおっしゃられていました。
「ハンバーガーを両手で持って噛り付きたい」「どうせ買うなら、直接店内に行き自分の目で選んで買いたい」
「マクドナルドが食べれるなら、いつ死んでもいい」とおっしゃられていました。
お話を傾聴していき、この方にとってマクドナルドに行く事は生きがいで何を優先してでも実現したい事と知りました。
リハビリテーションは直訳すると全人権的復権という意味があります。再び取り戻すと意味もあります。
今、マクドナルドに行く事がこの方にとっての幸せ それを実現する事がリハビリの役割、作業療法と考えました。
マクドナルドに行って食べて頂くまでに幾つもの作業があります。
・まずは血圧や体温などのバイタルサイン測定し安全に外出出来るのか身体状態を確認致します。
・ベッドから起きて車椅子に座ります。
・車椅子でトイレに行きます。
・ブラシで髪をといて帽子を被られたりと身支度を整えます。
・エレベーターで1階に降ります。
・事務所でお金を貰います。
・車椅子で施設からマクドナルドの店に行きます。
・マクドナルド店内でメニューを手に取り食べたい商品を選びます。
・注文しお金を払います
・商品を受け取り施設に帰って食べて頂く
マクドナルドに行く為に、この一連の作業が出来る事でマクドナルドに行く事が可能となります。
作業療法士として、ご入居者お一人お一人の可能性やその方の人生を考えます。
スーパーコート住之江は生活施設です。
今まで生活の中でどういった人生を送って来られたのか どんな生活を望まれているのか
生活の中で目標を一緒に考えて今までやりたかった事 諦めている事が少しでも実現できるように支援させて頂きます。
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