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  • リハビリ日誌 第19回 ~腰痛予防での筋力訓練の効果について~

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作業療法士の西尾です。

腰痛予防の為の筋トレの効果についてお話したいと思います。

腰は体で最も負担がかかる場所です。

腰の骨は、上半身の重さを支える役割をしています。

上半身の重さを支えることで、腰の周りにある筋肉や神経は、様々な動きや姿勢で負担がかかりやすくなっており、異常をきたし痛みの原因となりやすいです。


腰の周囲には腰椎や筋肉、神経以外にも腰椎同士をつなぐ関節や靭帯、腰の前にある内臓、そしてこれらの臓器に通っている血管などがあります。これらのどこかに異常が起きた場合でも、腰痛が症状として出ることがあります。

リハビリではトレーニングする前に腰痛の原因を考えますが、最初に実施することは、腰痛が椎間板ヘルニア等の危険な腰痛の可能性があるかどうかの確認です。

危険な腰痛としての兆候があり、腰痛の原因に重篤な病気が潜んでいる可能性があれば、すぐに医師に報告します。

医師の専門的な診療で診断、治療を受けて頂く必要があるためです。

椎間板ヘルニア等の腰痛である場合は、筋トレをするべきではありません。筋トレをすることで症状や病気を悪化させる恐れがあります。

腰痛の原因はさまざまで筋トレでは解消できない腰痛もあります。

筋トレは腰痛の緩和に有効

体幹の筋肉が姿勢改善と腰の骨の支持、負担軽減になるからです。

体幹には大きく分けてアウターマッスルインナーマッスルと呼ばれる2種類の筋肉があります。


アウターマッスルには一般的に腹筋と呼ばれている腹直筋内腹斜筋、外腹斜筋があり、大きな力により体幹の運動や固定に強く働きます。

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インナーマッスルには腰椎の近くに腹横筋、多裂筋、骨盤底筋群と呼ばれる筋肉があります。これらの筋肉は、腰の骨の連結を強化して正しい位置に保つとともに、腰の骨を安定させます。

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2種類の筋肉の働きにより姿勢改善されるとともに、腰の骨を支え安定させます。

腰の骨、椎間板、腰の筋肉にかかる負担軽減でき、腰痛緩和に有効と言えます。

次回はトレーニング方法をお話したいと思います。

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