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  • リハビリ日誌 第10号

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歌の力 

こんにちは! 理学療法士の大南です。

今回は歌の力について私見をお話したいと思います。

私は理学療法士ですので、身体の機能訓練を中心に日々リハビリをしていますが、訓練の合間や休憩時にご入居者と一緒に歌を歌うことがあります。みなさんカラオケでは遠慮や恥ずかしさから、あまり歌われませんが、私と二人だと歌詞を見ながらならしっかりと声を出されます。 

歌を歌って遊んでいるわけではありません。実は歌うことはリハビリになるのです。

歌の効果について上げていきます。

  • 「発声・呼吸訓練」 高齢になると声が出にくくなり、また話しをする機会が減るとますます声が出しづらくなります。特にパーキンソン病の方は小声になりやすいことが特徴です。
  • 「口腔機能」 歌を歌うことで口や舌を動かします。嚥下機能の維持は誤嚥性肺炎の予防になります。
  • 「読字」字を読む機会がめっきり少なくなっていますので読むだけでも刺激になります
  • 「リズム感」 動作、歩行にはリズムがあります。リズムが良いと滑らかに動きやすいです。
  • 「回想」昔の思い出がよみがえってきます 忘れていたことが思い出され話題が広がります。
  • 「楽しい」なにより楽しいです。気分転換になります。

現在、リハビリに歌を取り入れているご入居者についてご紹介します。

この方は当初「クラッシック音楽しか聞かなかったから、歌は知らないわ」と乗り気でないご様子でした。

ですが、歌詞をお見せして私が少し歌ってみますと、すぐに思い出され一緒に歌うことができました。

今では「今日は何を歌うの?」と笑顔でおっしゃってくださいます。

歌唱するだけでなく、歌いながら体操をしたり、キャッチボールができるようになっておられます。

歌を付け加えることで生き生きとした運動ができるようになりました。

 日常生活の中で積極的に他者に話しかけられている様子をみますと、「歌って人に活力を与えるかもしれないなあ」 とうれしくなります。

  

 

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