こんにちは!
以前のエマニチュードについてのブログの続きを書きたいと思います!
前の記事を見てもらえれば、より内容が分かりやすいと思います!
もし、興味のある方がいれば見て頂ければ嬉しいです!
書籍ー「ユマニチュード入門」本田美和子 イヴ・ジネスト ロゼット・マレスコッティ
医学書院 を読み進めながら書かせて頂いています。
見るということにはどういったものがあるのでしょうか?
①見ることに関する2つの方法とは?
❶自然にできる「見る」
1つは赤ちゃんを見つめる母親のまなざしです。
正面から水平に近く、長く、見つめるものです。
❷後天的に学ばないといけない「見る」
本能的に人は嫌なもの、怖いものを見ようとはしません。
もしあなたが後天的に「見る」ことを学んでいなければ、時に混乱されたり
攻撃的になるケアを受ける相手などからは自然と視線を逸らしているはずです。
→ですが、前回のブログで書いたように「見てもらえない」ということは
「あなたは存在しない」と相手にメッセージを送ることになってしまします。
ですので、「見る」ことを後天的に学ぶ必要がでてきます。
具体的な場面
◎ベッドに近づく
◎椅子に座っている人に近づく
◎立っているいる人に近づく
◎食事介助をする
このような場面において、あなたは自分から相手がアイコンタクトをとりやすい角度を
あらかじめ探して、意識的に視線をつかまえる様な近づき方をしているでしょうか?
認知機能が低下している場合には、外部からの情報を受け取る範囲が狭くなっています
視力の低下や視野狭窄などあれば、なおさらです。
その結果、ケアをする人が近づいていることに気付かず、唐突に何かが現れたと感じられ、
驚いて叫んだり、暴力を振るったりすることがあるかもしれません。
実際、私の施設でも驚かれたり、声を出されるご入居者がいらっしゃいます。
しかし、これはケアをする人への攻撃ではなく、いきなり自分の周りで起こった出来事に
驚いて、自分を守ろうとする防御行動だと書かれています。
こういったことを防ぐために、こちらから意識的に視界に入っていくことが重要なのです。
②話さない人には話しかけなくていい?
❶コミュニケーションの原則
送り手はフィードバック(返答や相槌)がなければ相手が自分を理解してくれていると
感じられず次に言葉を発するエネルギーを得られません
そのため、フィードバックのない受け手の場合にはコミュニケーションをあきらめてしまうのは
自然のことです
では、送り手がエネルギーを補給する方法はないのでしょうか?
❷オートフィードバック
自分の言葉でエネルギーを作ってみてはどうか?とユマニチュードでは提案しています!
ー方法
ケアをしている様子を実況中継する+ポジティブな言葉がけです!
具体的には、自分が今行っているケアの内容を喋る。そのときに相手の良いところを
言葉に発するというものです!
「温かいタオルを持ってきました。」「肌がきれいになりましたね。」「気持ちいですか?」
「腕を洗いますね。」「とってもよく腕が伸びていますね」などです。
お話をされない方がいましたら試してみてはどうでしょうか?
最後まで読んで下さり、ありがとうございました!
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