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せいりょう ケアマネ・ブログ 27

ケアマネ・ブログ26でジミーカーター元大統領の訃報をお伝えしました。

 そのブログで2024年にご逝去された方々とともにご冥福をお祈りしますと記したのですが、改めて4月にお亡くなりになった星野富弘さんの紹介もさせていただきたいと思います。

 星野富弘さんは1946年生まれですから私より20歳年上になります。群馬県に生まれ体育教師となられたのですが、クラブ活動の指導中の墜落事故で頭部から転落し頸髄を損傷して手足の自由を失ってしまうこととなりました。

 1972年、入院中に口に筆をくわえて文や絵を書き始めて1979年、前橋で最初の作品展を開らき、1982年、高崎で「花の詩画展」が開催されて1991年には群馬県勢多郡東村に村立富弘美術館が開館しています。

 

 「花の詩画展」は海外でも開催されており、ブラジル各都市をはじめ、1994年ニューヨーク、2000年ハワイ(2度目)、2001年サンフランシスコ、ロサンゼルスと開催されました。2003年にはポーランド国立博物館での「バリアフリーアート展」に招待出品されています。

 20054月、富弘美術館新館が開館。20065月、熊本県葦北郡芦北町に芦北町立星野富弘美術館が開館。同年6月、群馬県名誉県民となっています。

 202112月、富弘美術館の入館者が700万人を超えました。

 以下、星野富弘さんの作品からいくつかをご紹介したいと思います。

「いのち」

 いのちが一番大切だと思っていたころ

 生きるのが苦しかった

 

 いのちより大切なものがあると知った日から

 生きているのが嬉しかった

「悲しみの意味」

 冬があり夏があり

 昼と夜があり

 晴れた日と雨の日があって

 ひとつの花が咲くように

 悲しみも苦しみもあって

 私が私になっていく

「同じ重さ」

 与えられることと失うことは

 同じ重さらしい

 散る花があって咲く花がある

「鏡」

 鏡に映る顔を見ながら思った

 もう悪口を言うのはやめよう

 私の口から出たことばを

 一番近くで聞くのは

 私の耳なのだから

「木」

 木は自分で

 動きまわることができない

 神様に与えられた その場所で

 精一杯 枝を張り

 許された高さまで

 一生懸命 伸びようとしている

 そんな木を

 私は友達のように思っている

「1日」

 一日は白い紙

 消えないインクで文字を書く

 あせない絵の具で色をぬる

 太く、細く

 時にはふるえながら

 1日に1枚

 神様がめくる白い紙に

 今日という日を綴る

「生きている」

 痛みを感じるのは

 生きているから

 悩みがあるのは

 生きているから 

 傷つくのは

 生きているから

 私は今かなり生きているぞ

「命一式」

 新しい命一式ありがとうございます

 大切に使わさせて頂いております

 大切なあまり仕舞い込んでしまうこともあり

 申し訳なく思っております

 

 いつもあなたが見守ってくださっているので

 使いこめば良い味も

 出て来ることでしょうから

 安心して思い切り

 使って行きたいと思っております

 

 

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