どんなクッションがいいか ~リハビリでのポジショニング~
家族様からどんなクッションを持ってきたらいいかと相談を受ける事が多いです。
よくビーズクッションや円柱で真ん中に穴が開いているクッションを持って来られる事が多いです。
非常に申し訳ないですが、ビースクッションや円座クッション(円柱の真ん中に穴が開いているクッション)はポジショニングにはおススメしません。
(引用:ビーズクッションに埋まる人のイラスト(男性) | かわいいフリー素材集 いらすとや (irasutoya.com))
理由としては
ビースクッションはビーズが端に寄ったりする為に姿勢を保てる程の安定性なく、ポジショニングには向いてはいません。
(引用:円座の検索結果 | かわいいフリー素材集 いらすとや (irasutoya.com)
円座クッション(円柱で真ん中に穴が開いているクッション)は穴が開いている所には圧が掛かりませんが、外周に圧が掛かってしまいます。その結果、除圧したい部分の周りに圧が掛かってしまい、褥瘡を悪化する可能性があります。
除圧のポイントとしては1点で支えるのではなく、広い面積で面で支える方が除圧になります。
おススメのクッションは長方形の低反発クッションや綿素材のクッションがいいと思います。
ただ、低反発クッションと綿素材のクッションも洗濯や繰り返し使う事で徐々に潰れていき、ポジショニングに使えなくなります。
その為、定期的なクッションの交換は必要です。
姿勢の崩れや両手の機能低下で食事を行う事が出来ない人は多くおられます。
例えば
1:スプーンで食べ物を掬う動作が行いにくい。
2:スプーンを持つ動作がしにくい
3:食べ物を掬えたけど、口元まで食べ物をもってこれない。
4:円背で視線が下方になってしまい、食べ物がどこにあるか分からない。
このような方々に少しでも自分で食べる喜びを感じてもらえる様にするのは、リハビリの仕事だと考えています。
介入方法は以下の通りです。
1:介助スプーンを使用する(指や手首が硬い人が持ちやすい様にグリップが付いたスプーンを使用する)
2:介助皿を使用する(お皿に返しがついており、スプーンですくいやすい)
3:おぼんに傾斜台をおく(スプーンですくいやすい)
4:背もたれにクッションや背もたれのの角度を調整し、食べやすくする
皆様、初めまして!
スーパー・コート東大阪高井田の機能訓練士の植田と申します!
このブログにお越しいただき、ありがとうございます。
私は、SC高井田でお過ごしされている入居者様の身体のケアから運動指導などのお仕事に携わらせて頂いております。ここでは、日々の運動指導の中で、身体の改善や機能が向上した方々のご紹介とパーキンソン病と上手くお付き合いしていくためのリハビリやポイントなどを発信していきたいと思います!
栄えある1人目は、この方です!
ご入居された当初は車椅子生活で、ご入居前から歩くと転倒を繰り返していたそうです。
上記の画像は、「また歩きたい」という目標に向けて、歩行器での歩行練習を開始した頃のものになります。よちよちとした歩きが目立ち、パーキンソン病の症状の一つにある小刻み歩行とすくみ足が見られます。歩行の修正、改善に向けてどのように介入していくか。リハビリ従事者にとっての醍醐味ですねー!
次回は、私がアプローチした内容とその結果をご報告させて頂きたいと思います。
ではまた、次回も宜しくお願いします!
皆様ご無沙汰しております。
平素はご入居者様、ご家族様、そして近隣住民の皆々様方にご愛顧賜り誠にありがとうございます。
新型コロナウイルス対応のおりには感染対応にご協力いただき、誠にありがとうございます。
この度5類へ移行したことに伴い、制限の撤廃と大型レクリエーションの再開をお知らせいたします。
また施設と致しましては昨年10月に全面改装工事を行い、リハビリルームを設置しております。
ぜひ施設にお立ちよりの際は、ご覧下さいませ。
5月21日には母の日レクと題して、コロナ明け初の大規模レクリエーションを実施致しました。
そのご様子は当ブログにてお知らせさせていただきます。
色々なイベントを企画してまいりますので、
今後ともスーパー・コート東大阪高井田へ変わらぬご愛顧のほどよろしくお願い致します。