当施設では口腔ケアで肺炎対策を行っています。
日本人の死亡原因の順位は
1位 癌
2位 心疾患
3位 肺炎
肺炎の死亡率は年齢が増えるにつれて、高まります。死亡者の96%が65歳以上です。
高齢者の肺炎の7割が誤嚥性肺炎です。
細菌を含む唾液や食べ物が気管や肺炎に入る事で誤嚥性肺炎が生じます。
特に寝たきりや認知症、パーキンソン病の方はリスクが高くなります。
高齢者や疾患を患っている方は嚥下反射(食べ物を飲み込む時に肺に蓋が生じ、食道へ誘導する反射)や咳嗽反射(肺に異物が生じた際に異物を吐き出す反射)の低下により、細菌や異物が生じ、肺に入りやすくなるからです。
口腔ケアを行う事で肺炎予防になります。
口腔ケアによって肺炎の発症率は39%、死亡率は53%に低下すると報告されています。
当施設で行っている肺炎対策です。
食事姿勢がうまくとれないご利用者用に背もたれの角度を調整出来る車椅子を使い、少しでも食べやすい姿勢になる様に努めています。
今後も、ご利用者と家族様が安心して過ごして頂ける様に尽力して参ります。
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